
この記事では、墓じまい・改葬を検討している方々(主に高齢者)に、手続きの流れや注意点、専門家への相談について解説します。
特に、東京などの大都市に住む高齢者を含めた方々や、東北地方在住の方々に向けて、故郷の墓地を整理する際、疑問や不安を解消できるような情報を提供します。
1 撤去に伴うお寺・石材店と調整
・改葬許可証の取得:
まず、市区町村から「改葬許可証」を取得します。
これは、墓じまいを行う上で必須の書類です。
・お寺・霊園への連絡:
改葬許可証が手に入ったら、お墓があるお寺・霊園の住職(墓地管理者)に連絡し、墓じまいを行う旨を伝えます。
日程調整や、閉眼供養(魂抜き)の手配、石材店の紹介などについて相談します。
・石材店との打ち合わせ:
お寺・霊園と日程調整ができたら、石材店と具体的な作業内容について打ち合わせます。墓石の撤去・運搬、遺骨の取り出し・梱包、墓地の整地など、必要な作業内容を確認し、見積もりを出してもらいます。
・閉眼供養と遺骨の取り出し:
墓じまい当日、住職に閉眼供養を行っていただきます。
その後、石材店が遺骨を取り出し、丁寧に梱包します。
古いお墓の場合、複数の遺骨が出てくることがありますので注意が必要です。
・骨壺の水抜き:
お墓の下から取り出した骨壺に水が溜まっていることがよくあります。石材店にお願いして骨壺の水抜きをしてもらう必要があります。
・墓石の撤去:
閉眼供養と遺骨の取り出しが終わったら、石材店が墓石を撤去します。
撤去された墓石は、産業廃棄物として処理されます。
違法な処理を行う業者もあるので、信頼できる石材店を選びましょう。
・お布施と書類の提出:
全ての作業が終了したら、お寺にお布施をお渡しします。
また、必要な書類がある場合はそれを提出し、墓じまいの手続きは完了です。
2 改葬先の調整
・改葬先への連絡:
改葬先が決まったら、納骨の日程や当日の対応について調整します。
・開眼供養と納骨:
納骨当日、改葬先の住職に開眼供養(魂入れ)を行っていただきます。
その後、遺骨を納めます。
納骨の方法は、改葬先によって異なりますので、当日の対応について事前に確認しておきましょう。
3 注意点
・遺骨の確認:
お墓じまいをする前に、お墓にどれくらいの遺骨があるかを確認しましょう。
古いお墓の場合、記録が残っていないこともあります。
お寺の住職や石材店に相談し、可能な限り調査を行いましょう。
・遺骨の取り扱い:
取り出した遺骨は、丁寧に扱いましょう。
破損したり、紛失したりしないように注意が必要です。
・費用の確認:
墓じまいには、様々な費用がかかります。お寺へのお布施、石材店への作業費用、改葬先の納骨費用など、事前に見積もりを取り、予算を立てておきましょう。
・法的な手続き:
墓じまいには、法的な手続きが必要です。
改葬許可証の取得など、必要な手続きを確実に行いましょう。
4 専門家への相談で安心を~行政書士のサポート~
墓じまいは、法的な手続きや寺院との交渉など、複雑な手続きが必要です。
そこで、専門家である行政書士に相談することで、スムーズな墓じまいを進めることができます。
当事務所では、墓じまいに関する相談を承っております。
お気軽にご連絡ください。
5 まとめ~故郷を大切にする気持ちを未来へ~
墓じまいは、決してご先祖様をないがしろにするものではありません。
むしろ、時代の変化に合わせて供養の形を変え、未来へと繋ぐための選択と言えるでしょう。
当事務所では、お客様の気持ちに寄り添い、最善の解決策をご提案いたします。
この記事を読んで、少しでも墓じまいについて考えるきっかけになれば幸いです。
6 墓じまい・改葬でお悩みの方へ
「故郷のお墓をどうしよう…」、「手続きが複雑で何から手をつければいいか分からない…」、「費用はどれくらいかかるのか不安…」
そんな悩みをお持ちの皆様、行政書士藤井等事務所にご相談ください。
当事務所は、墓じまい・改葬に関する専門知識と豊富な経験で、お客様の不安を解消し、スムーズな手続きをサポートいたします。
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